てきとうに駄弁る

ふと興味が湧いたことを深堀する

イエロージャーナリズムの話

 

どーもこんにちは。

今回はエロージャーナリズムについて色々と考えていきたいと思います。

 

っていきなり何なんだよそれは!って感じかもしれないですけど、様々な情報が飛び交う昨今において知っといた方がいいかな~って思ったんで今回のテーマにしました。

 

まあ何というか、情報の発信側・受信側双方に色々と思うところがありまして、僕含め情報との付き合い方を考えた方が良いなとこの頃感じているわけでして・・・

 

これまで情報リテラシーに関係する話題を書いてきたわけですけど、まあ今回もそれの一貫です。

 

是非是非、最後まで読んでって下さい。

 

 

目次

 

 

イエロージャーナリズムとは

 

wikipediaイエロージャーナリズムより引用

イエロー・ジャーナリズム(Yellow Journalism)とは、新聞の発行部数等を伸ばすために、事実報道よりも扇情的である事を売り物とする形態のジャーナリズムのこと。赤新聞に近い。

1890年代に、ジョーゼフ・ピューリツァー発行の『ニューヨーク・ワールド』紙とウィリアム・ランドルフ・ハーストの『ニューヨーク・ジャーナル・アメリカン』紙が、漫画『イエロー・キッド』を奪い合って載せた事に由来する。共に「黄色新聞(イエロー・ペーパー)」として知られた。

これは、多彩な形容詞誇張の使用や、迅速さを優先して事実検証不足のニュース速報あるいは全出来事の慎重な偽造によって作り出された物語などのような形式をとる場合がある。

黄色新聞に扇情的に扱われた人間の興味話は、特にアメリカ合衆国で、19世紀を通じて発行部数と読者数を極度に増加させた。

引用終了

ja.wikipedia.org

 

要は、鮮度の高いネタを素早く分かりやすく煽情的に伝える報道って事ですね。

こういう風に表現するとそんなに悪いものじゃない気がすると思いますが、人からの注目を集めるため、検証不足な事実の掲載や誇張、はたまた嘘を織り交ぜるといった報道姿勢を揶揄したものがこの言葉の本質となります。

 

まあ、つまるところ

 

www

 

ってことです。

 

 

はい、ふざけましたごめんさい・・・

SDGsみたいな配色になりました、はい。

 

とまあ、何が言いたいかっていうと、注目集めるためなら例え嘘だろうが誇張だろうがミスリードだろうが、その結果不利益を被る人間がいようが関係ない、こんな報道姿勢のことを指しています。(こうやって強調するのもある意味イエロージャーナリズムですね)

 

というわけで、詳しい特徴を見ていきましょう。

 

 

イエロージャーナリズムの特徴

 

wikipediaイエロージャーナリズムより引用

歴史家のフランク・ルーサー・モットは1941年に以下の5つをイエロージャーナリズムの特徴として挙げている

  • 赤や黒の大きな活字で人を驚かせるような見出しをつける。大したニュースでもないことが多いため、全体として嘘臭い構成になる。
  • 絵や写真を多用するが、その多くはどうでもいいようなもので、盗用や捏造も見られる。
  • あらゆる種類の詐欺的行為が行なわれている。たとえば、インタビューやストーリーの捏造、誤解を招く見出し、エセ科学など。
  • 日曜版には、カラーの漫画や中身の薄い記事が掲載された付録がつく。
  • 弱い者の味方であるかのように振る舞う。

引用終了

 

とまあこれらの特徴を見て、テレビとか週刊誌とかとか色々と思い浮かべる人がいると思います。

だがちょっと待って欲しい。イエロージャーナリズムなのは、既存の大手メディアだけなのだろうか?

 

真面目に、ネットのトレンドブログとかニュース記事もかなりイエロージャーナリズム的だと思います。

というかむしろ、玉石混交で責任の所在もはっきりしないため、より酷いものが多くあると思います。

 

既存メディアが信用ならないから、ネット情報が正しい。

あるいは、ネットの情報は危ないからテレビの方がいい。

こんな二分法には陥らないでくださいね。

 

とまあ話をイエロージャーナリズムの特徴に戻しますが、基本的に事実や論理よりも感情に訴えることに重きが置かれているようなものになっていますね。

この特徴をみると、僕が書いたある記事で触れたポスト真実を思い出します。

 

ついでに読んでもらえると嬉しいです。

kifuyuma.hatenablog.com

 

世にあるメディアはほぼ全てイエロージャーナリズム的ともいえるため、情報に対しては慎重に向き合わねばなりません。

 

 

最近目についたニュース

 

これです。

tweetsoku.com

 

 

そんでこのまとめスレに貼られてたソースがこれ

news.yahoo.co.jp

消えてんじゃねーか!

 

7月の選挙で増税を公約に入れなかったのは国民の理解不足だったと断言、なんてソース記事内では一切書かれてないのに、まとめブログの方ではタイトルが捏造されこれがそのままTwitterで拡散されていました。

更に、そのツイートのリプ欄をもとに、SNSで炎上なんて記事を書いてるところもありました。

デマの拡散というわけではありませんが、明らかに印象操作されていると言わざる負えません。

まさに、イエロージャーナリズムそのものであり、今回このテーマを扱おうと思ったきっかけの記事でもあります。

こういう風にポスト真実が蔓延していくのかと思うと、正直やるせないです。

 

それと一応言っておきますが、今回の増税を擁護しているわけではありません。

批判記事を批判すると、その内容に拘わらず

「お前は擁護派か」

などと二分法でモノを言う連中がいるので、一応ちゃんと主張しておきます。

 

 

イエロージャーナリズムとの付き合い方

 

まあいつもと同じような結論になりますが、世の中に偏りのない情報や広義の意味でのイエロージャーナリズム的では無いものなんて存在しません。

情報には、発信側の意図が存在し、それらは中立を装って受け手の感情を刺激しようとします。

 

だから結局、過信と鵜呑みは禁物に

 

冷静に、情報における不明瞭な所を洗い出し、事実を集め検証し、それらをあらゆる角度で見なくてはなりません。

 

これらを意識づけ、安易なミスリードには引っ掛からないようにしていきたいものです。

 

というわけで以上、解散!!