若者が選挙に行ったほうがいい理由を考えてみた
僕も若者なんですけどね・・・
という事で藪から棒にこんなテーマにしてみたわけですが、
「別に今選挙とかやってねーだろ」
って思った人もいるかもしれませんね。
まあなんで、こんなテーマにしたかって言うと、ぶっちゃけ何となくです。
今まで何となく選挙というものを見て、何となく投票に行かなくって、そんで何となく選挙に行ったほうがいい理由を考えた、ただそれだけです。
ただまあ、この先の事色々考えたとき選挙には行ったほうが良いなと何となく思いました。
そんな訳で、考えていきたいと思うんで何となく聞いてもらえたら嬉しいです。
※その前に注意事項。
・あくまで個人の感想
・考えを強要する意図はありません
・今回は引用も少なめにして私見をずっと語るので、過信と鵜呑みは禁物で。
目次
若者の投票率
総務省のページから引用
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/
見ての通りです。
まず去年の衆院選についてですが、60代の投票率が71.43%なのに対し、20代は36.5%とほぼダブルスコアです。
また、10代は43.21%なので20代は新世代に負けてますね。
まあ新世代の人たちの場合、初めての選挙権行使とかの事情もあるので一概には言えませんが・・・
ただまあ、若い働き手の中心である20代が一番政治に興味ないとも解釈出来なくもないようなこの結果は何というか、アレですね・・・
参院選についても大体似たようなものですが、衆院選より全体の投票率は若干低いので差は少し埋まってますね。
何というか、ここまで何となくで考えてきたわけですが、ここまで若い世代が政治に興味ないのはかなりヤバいと思います。
まあ、僕も人の事言えた義理じゃ無いんですけど、ただ何となく生活してるだけじゃまずいと思いました。
若者が投票に行かない主な理由
いろんな意識調査とか世論調査とかあったんですけど、大体似たりよったりだったんであえて引用元は書かないで適当に並べていきます。(本音は面倒くさい)
気になる人は各人で調べて・・・
「今住んでる市町村で投票できなかった」
「選挙に関心が無かった」
「投票に行くのが面倒だった」
「急用が入った」
「仕事が忙しい」
「投票しても世の中変わらない」
「政治の知識が無いから」
「政策なんてどうせどこも一緒」
「政治家に良い印象が無い」
「高齢者向けの政策ばかりだから」
etc…
並べて行くだけでニヒリズムになりそう・・・
まあこんな感じです。
今住んでる市町村で投票できないって理由は、不在者投票ってのがあるしよく分からんな・・・
まあそれ以外は総じて、知らないし興味もないしどーせ無駄って感じのものが並んでますね。
僕の他の記事でもちょくちょく言ってますが、思考停止して安直に結論を出すのは良くないって思うんですけど、この理由を見ていると思考停止でそれっぽい理由を付けて選挙に行かない言い訳をしてるようにしか見えないですね。
世の中変わらない←本当に?
政策なんてどこも同じで←本当に?
政治家に良い印象が無い←全員悪いの?
高齢者向けだから←若者が興味を示さないからでは?
こういう風に疑い、反論し、勘ぐり、思考を巡らせましたか?
「政治の知識がないから」
これについても、各政党の掲げる公約をネットとかで調べ、足りないなら選挙演説等に足を運び、得た知識を基に投票すればいいだけです。
政治知識がないなら今身につけて、今から政治に参加すればいいだけです。
結局、じゃあいつ知識は付けるの?って話になるわけです。
まあ僕も人の事言えた義理じゃ無いですけど、それでもこういうニヒルな人たちを見ると思うところがあります。
それじゃいよいよ、選挙に行く理由について考えてみたいと思います。
税金払ってるんだから
サブタイのまんまです。
日本国民として納税の義務を果たし、国に貢献してるわけなんですから、選挙権使わなきゃ勿体なくないですか?
別に、行使することになんのデメリットも無いんですし。
むしろ、政治には税金をどう使うかって言うのが含まれるんですから、税金を納めてる側からしたら投票しない理由が無いと思います。
のうのうと生きてれば得られるものと違い、選挙権は義務を果たした上で勝ち得てる権利だっていう風に考えた方がいいと思います。
組織票のリスク回避
今はまだ高齢者の方々の投票率が高いから良いですけど、これから世代が変わったとき、それでも今の若者世代が低い投票率を維持し、その下の世代も投票率が低ければ、組織票だけでも勝ててしまうようになります。
そうなれば、〇〇実現党とか公○党とか共○党とかヤバいところが実権を握る世の中になる可能性だってあるわけです。
そうなっても、僕らは不満を漏らさないのか?
こう考えると、政策なんてどこも一緒なんてありえないという事も分かるかと思います。
どうでもいいじゃ済まないような危険性を考えれば、やはり投票に行かない理由がありません。
政治家から関心をもってもらう
先の例では挙げませんでしたが、投票に行かない理由に
「高齢者の方が人口多いから投票数で勝てない」
ってのがあります。
ただ、現状の低い投票率でその主張をしても、誰も改善策なんて考えてくれません。
何故なら、政治に興味・関心の低い世代のことなんて、相手にしても選挙で当選出来ないからです。
その結果、若者が投票数で勝てないことなど問題にすら挙がらず、それによって更に高齢者向けの政策が増え、そして若者の投票率が下がる・・・
こんな下らない連鎖が起こるわけです。
投票率の低い状態で、高齢者世代との投票数の差に不満を垂れても、誰も相手になんかしません。
まずは、投票率を同程度まで高めた上でないと話になりません。
投票数は高齢者より少なくても、投票率が同じくらいになれば、それを不公平だと考えてくれる人間が現れ、そこにテコ入れをしてもらえる可能性だってあります。
「投票数=政治への関心度」とも解釈できるため、こちら側がまず関心を示し、相手に関心を持って貰うのが正しいと僕は思います。
政治や、政治家を知るきっかけになる
上に挙げた選挙に行かない理由に
「政治の知識が無いから」
というのがありましたが、結局知識のというのは机の上だけでは身につきません。
実際選挙演説を聞き、投票し、もし投票先の人物が当選したらその後の動向を見守る・・・
知識を得たいならこうするのが一番手っ取り早いです。
いざ投票するとなれば投票先の人物が気になり、何となく調べている内に興味が湧き、より知りたいと思うようになり、みたいな良い連鎖が生まれる可能性があります。(まあ、それでも興味湧かない人も大勢いると思いますが)
まあ、なにはともあれ知れば興味が湧くし、興味が湧けば知りたくなるんですから、つべこべ言わずに選挙に行けって事です。
終わり
というわけで選挙に行ったほうがいい理由を考えてみたわけですけども、実際無関心、ニヒリズムって結構危ういなって思うわけです。
ただ何となく生きて何となく働いて何となく税金納めて、みたいな人も多いと思いますが、世の中何となくで回っているわけじゃありません。
政治だって何となくでやってるわけじゃないですが、こちら側が何となく、なんていい加減な心構えでいれば、向こうだって興味を失います。
政治家に悪い印象の人も多いと思いますが、よくよく考えて皆さんは金とか名誉なんかの為に、政治なんて面倒くさい仕事なんかやりたいと思いますか?
政治家の中にだって結局悪い人間もいればいい人間だっているわけですか、それらを一緒くたに悪いと決めつけて一方的に失望するのは失礼にあたるとも思います。
まあ何にせよ、僕含めもう少し社会や政治について真面目かつ冷静に考える必要があると思います。
というわけで今回はここまで、さようなら!